おすすめWeb会議システムの比較9選
Web会議とは、PCやタブレット端末、スマートフォンを使用して音声・映像(ビデオ)で会議や打ち合わせをおこなうコミュニケーションツールです。資料映像を互いに共有しながらやり取りができるので、ペーパーレスでスムーズに会議が行えるようになります。
形態も、オンプレミス型のほか、クラウドサービスも増えており、自社の運用方法やセキュリティポリシーにあわせた製品選びが可能です。
昨今では働き方改革(ワークスタイル変革)への取り組みから、Web会議を利用されるユーザ様も増えてきました。誰でも簡単に使えることはもちろん、接続デバイスの多様性など、どのWeb会議システムが自社にとって最適なのか、選択が難しくなってくることでしょう。
そこで、VTVジャパンがおすすめする使い勝手の良いWeb会議システムを、各製品ごとに特長を比較しながらご紹介いたします。ご紹介する製品・サービスは、実際にVTVジャパンのデモルームや自社環境でもお試しいただけるものもございますので、気になる製品がありましたらお問い合わせください。
また、何を選んだらよいかわからない、というお客様には弊社のVCコンサルタントがアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。
クラウド型Web会議 Cisco Webex(シスコ ウェブエックス)
- Cisco Webexのおすすめポイント
- チーム・部署単位での利用に最適なWebex Teamsが無料で利用可能
- 会議用途に柔軟に対応可能な2つのクラウドサービス
- Web会議世界シェアNo.1で社外ユーザとも気軽に会議開催
Cisco Webexは世界シェアNo.1のクラウド会議サービスです。チームや部署単位での会議や打ち合わせに最適なWebex Teamsと、多様なビジュアルコミュニケーションに特化したWebex Meetingsの2つのクラウドサービスを提供しています。
Webex Teamsは3拠点までの多地点会議が無料で開催でき、LINEのようなメッセージのやり取りやファイル共有、ホワイトボード機能なども利用可能です。
有償ライセンスを追加することで、4拠点以上の多地点会議やテレビ会議専用機との連携、社外との接続やSkype for Business連携など、多彩な機能も利用することができます。
クラウド型Web会議 BlueJeans(ブルージーンズ)
- BlueJeansのおすすめポイント
- 接続できるデバイスが豊富
- 主要テレビ会議メーカーの製品との互換性がよく、既存のテレビ会議専用機を有効活用できる
- 録画が無制限で、データのダウンロードも可能
BlueJeansはさまざまなデバイス(PC(アプリ/ブラウザ)、タブレット、スマホ、テレビ会議専用機、電話機、Skype for Businessなど)や主要テレビ会議メーカー(Polycom、Cisco、ソニー、Avaya、Lifesizeなど)の専用機との互換性に優れたクラウドMCUです。既存のテレビ会議専用機とWeb会議を混在させたい、現在利用している内蔵MCUや専用MCU以上のキャパシティを低価格で増やしたいなどの課題解決に最適です。
無制限で利用できる録画機能や、会議管理やスケジューリング、会議に関するデータの分析機能など、便利な機能が追加料金無しで利用できます。
個人単位でIDを所有するネームドホスト(最低ID数:10ID)と会社単位でポートを所有するポートプラン(最低ポート数:4ポート)の2つのライセンスプランがあり、運用にあわせて選択できます。
クラウド型Web会議 Lifesize Cloud(ライフサイズ クラウド)
- Lifesize Cloudのおすすめポイント
- 接続できるデバイスが豊富
- WebRTC対応で気軽にゲスト参加が可能
- サービスの構築にAWSを採用、安定した通信を提供
Lifesize Cloudはさまざまなデバイス(PC(アプリ/ブラウザ)、タブレット、スマホ、テレビ会議専用機、電話機、Skype for Businessなど)に対応したテレビ会議クラウドサービスです。WebRTCにも対応しており、IDを持たないゲストユーザもアプリのダウンロードが不要で、ブラウザから気軽に会議に参加ができます。
また、同メーカーのラインナップにあるテレビ会議専用機Iconシリーズは、他のテレビ会議専用機と比べ低コストなので、新しくテレビ会議を導入されるユーザ様にもおすすめです。
Lifesize Cloudのサービス構築には、高いセキュリティ性と先進的な機能に定評のあるAWSを採用しています。クラウドサービスながら安定面・セキュリティ面ともに安心してご利用いただけます。
通常の仮想会議室のほかに1ID毎に専用の仮想会議室が付与されるので、会議室不足が解消され、いつでも気軽に会議を開催することができます。
クラウド型Web会議
Avaya IX™ Meetings Online(アバイア アイエックス ミーティングスオンライン)
- Avaya IX™ Meetings Onlineのおすすめポイント
- 利用規模や用途にあうプランを選択でき、1ライセンスからの契約が可能
- 見たい資料を自由に閲覧できるアバイア独自のコンテンツスライダーが利用可能
- さまざまなデバイスに対応し、主要メーカーの専用機との互換性も良い
Avaya IX™ Meetings Onlineは、アバイア社のオンプレミス型MCUの「Avaya IX™ Meetings Conferencing(旧:Avaya Equinox)」をクラウドで利用できるWeb会議クラウドサービスです。
クラウドサービス参入が後発ではありますが、後発の利点を活かし、他社の動向を踏まえたサービスプランを設定しています。運用面・コスト面の両方で差別化を図ることはもちろん、品質面でも革新的技術を活かした高品質のサービスを提供しています。
アバイア独自の資料共有時のレビュー機能「コンテンツスライダー」や、ハドルルーム向けテレビ会議専用機やPC周辺機器も充実しています。
オンプレミス型Web会議
Pexip Service(ペクシプ サービス)
- Pexip Serviceのおすすめポイント
- Microsoft TeamsやGoogle Hangouts Meetとのシームレスな接続
- Cisco、Poly(Polycom)、Lifesize、Avaya、Yealink、Huaweiと互換性がある
- ローカルネットワークからへの接続を容易にするNAT/Firewallトラバーサル機能やアドレス帳共有の利用が可能
Pexip Serviceは、オンプレミス型ソフトウェアMCU「Pexip Infinity」の機能をそのままクラウド上で手軽に利用できるようになったクラウドサービスです。
Pexip Serviceは、Google Hangouts Meet、Microsoft Teams、Skype for Businessをはじめ、テレビ会議専用機、PC、タブレットなど、さまざまなデバイスやコミュニケーションツールの互換接続を実現します。
テレビ会議専用機をPexip Serviceに登録することで、ローカルネットワークからPexip Serviceへの接続を容易にするNAT/Firewallトラバーサル機能が利用できます。また、Pexip Serviceにアカウント登録されたPCユーザーや仮想会議室はアドレス帳の共有が可能です。
クラウド型Web会議
V-CUBE ミーティング(ブイキューブ ミーティング)
- V-CUBE ミーティングのおすすめポイント
- Web会議システム国内シェアNo.1。導入実績は約5000社以上
- 自社開発のため、希望にあわせたカスタマイズにも対応
- IPアドレス制限機能で、強固なセキュリティ対策が可能
V-CUBE ミーティングはWeb会議クラウド(ASP)サービス国内業界シェアNo.1を誇るWeb会議クラウドサービスです。
Windows、Mac、iPad、スマートフォン、携帯電話、iPod、PSPなどのデバイスから会議に参加できるほか、オプションでテレビ会議専用機との接続も可能です。V-CUBEが提供するサービスはすべて自社開発のため、ユーザの希望にあわせたカスタマイズにも対応しています。
セキュリティ面では、クラウドサービス情報開示認定機関 特定非営利活動法人 ASP・Saas・IoT クラウドコンソーシアムが審査・認定を行うASP/SaaS情報開示制度に認定されており、また、Web会議・テレビ会議に参加できる参加者のIPアドレスを制限することで、不正やアクセスを防ぎ、より強固なセキュリティ環境で安心してWeb会議を利用することができます。
クラウド型Web会議 カンファレンスサービス
- カンファレンスサービスのおすすめポイント
- 安定したテレビ会議専用機とWeb会議の相互接続を実現
- リーズナブルな月間契約で、短期間での利用にもおすすめ
- 自社システムで対応できない多地点機能サービスや社外との接続をサポート
カンファレンスサービスは、VTVジャパンが提供する、接続ネットワークやデバイス(テレビ会議専用端末・PC・タブレット)などの制限ないWeb会議の開催をサポートするクラウドサービスです。
センター装置にはテレビ会議で利用する専用MCU(多地点接続装置)を使用することで、テレビ会議専用機とPCやモバイル端末などのWeb会議の安定した相互接続を実現します。通信プロトコルもテレビ会議システムの標準規格であるH.323/SIPに対応しており、接続できるテレビ会議専用機のメーカーを問いません。
カンファレンスサービスは、Web会議での多地点会議の開催やWeb会議とテレビ専用機の混在会議をサポートする、「多地点接続サービス」と、社外との接続を可能にする「ブリッジサービス」の2つのサービスを提供しています。
オンプレミス型Web会議 VidyoOne+(ヴィディオワンプラス)
- VidyoOne+のおすすめポイント
- 低遅延でネットワークエラーに強く、映像品質がとても高い
- 多様な環境化のデバイスとの接続が可能
- 会議を行うために必要な製品がパッケージ化されている
VidyoOne+は、PCやモバイル端末、テレビ会議専用機を接続するのに必要なインフラ、クライアントソフトウェアがすべてパッケージ化されているオンプレミスのバンドルソリューションです。
会議管理や運営を行うVidyoPortal、多地点会議を行うVidyoRouter、他メーカーのテレビ会議専用機などを繋ぐVidyoGatewayのインフラ製品と、PCを端末としてWeb会議を行うVidyoDesktop、スマートフォンやタブレット端末からWeb会議を行うVidyoMobile、ブラウザからWeb会議を行うVidyoWeb、タブレットで資料共有を行うVidyoSlateのソフトウェアクライアントがバンドルされています。
VidyoはビジュアルコミュニケーションにH.264 SVCを初めて採用したメーカーで、動画圧縮技術に優れており、通常2~3%のパケットロスで映像が崩れるのに対し、Visyoでは約20%のパケットロスでも映像が崩れないなど、安定して高精細な映像が提供されます。
オンプレミス型Web会議
Pexip Infinity(ペクシプ インフィニティ)
- Pexip Infinityのおすすめポイント
- VMwareやHyper-Vなどの仮想サーバやAWS(Amazon Web Services)にも対応
- 接続できるデバイスやツールが多彩
- 物理的なサーバの数や導入費用・保守費用を削減
Pexip Infinityは、必要なユーザーライセンスを年間契約し、ソフトウェアを仮想サーバにインストールして利用するオンプレミスのUC会議プラットフォームです。
WebRTCによるPCやモバイル端末、H.323/SIP対応のテレビ会議専用機、UCツール(Skype for Business(Lync)やCisco Jabberなど)との相互接続を実現します。 また、Gatewayとしての利用なども可能です。
従来のテレビ会議システムでは必要な機能ごとに、多地点サーバ、Web会議用サーバ、ゲートウェイサーバなどの専用のアプライアンスサーバが必要でしたが、Pexip InfinityではVMwareやHyper-Vなどの仮想サーバにソフトウェアをインストールすることで必要な機能が利用できます。そのため物理的なサーバの数や導入費用・保守費用も削減することができます。また、複数の仮想サーバにPexip Infinityをインストールすることで、サーバにかかる負荷を軽減することができます。
Web会議システム比較表
比較表で製品の仕様を比較いただけます。気になるWeb会議システムがありましたら無料でダウンロードいただける資料もご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
製品名 | Cisco Webex | BlueJeans | Lifesize Cloud | Meetings Online | Pexip Service |
形態 | クラウド | クラウド | クラウド | クラウド | クラウド |
最大同時接続数 | 200拠点 | 50拠点 | 100拠点 | 100拠点 | 50拠点 |
専用機と接続 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SfB連携 ※1 | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
WebRTC対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
製品名 | V-CUBE ミーティング | カンファレンス サービス | VidyoOne+ | Pexip Infinity | |
形態 | クラウド | クラウド | オンプレ | オンプレ | |
最大同時接続数 | 50拠点 | 15拠点 | 20拠点 | 制限なし ※2 | |
専用機と接続 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
SfB連携 ※1 | × | × | × | ○ | |
WebRTC対応 | ○ | × | ○ | ○ |
※1:SfB(Skype for Business)から参加可能。 ※2:接続数に制限はありませんが、使用するサーバのスペックに依存します。
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